私は、さくらVPSよりConoha VPS派です。
なぜならConoha VPSの公式キャラクターの「美雲このはちゃん」がかわいいからです。
一択ですね。
それとイメージ保存が簡単にできるからです。
今回はRancherOSというOSをVPSにインストールしてみます。
このOSは、OSもDockerで動かそうぜという気概から生まれたLinuxディストリビューションです。
Conoha VPSでRancherOSをインストールするのは少し面倒なのでメモっときます。
完成品
- ほぼバニラ状態のRancherOS
- セキュリティは別途行ってください
実行環境
- Conoha VPS (多分CentOS)
- MacBook Pro (macOS Mojave 10.14.2)
大まかな手順
- RancherOSのISOを配信するサーバーをConoha VPSで立ち上げる
- conoha-isoツールで配信されたisoをVPSにマウントする
- Conoha VPSのコンソールでisoからインストール
- conoha-isoツールでisoのマウント解除をする
- Conoha VPSにssh接続して完了
手順
1. RancherOSのISOを配信するサーバーをConoha VPSで立ち上げる
Conoha VPSの管理画面はかわいいから必ず「このはモード」にしておくこと
Conoha VPSはhttpsで配信されたISOをインストールすることができません。
そのため自前でhttpでISOを配信してConoha VPSに読み込ませる方法があります。
まずは、空いているVPSサーバーにイメージを保存します。
イメージはなんでも良いのですが今回はアプリケーションの「Ruby on Rails」でやってます。
すぐに消すのでnginx使えればなんでも良いです。
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# イメージで構築したサーバー内で実行します # 配信するディレクトリを作って移動 [root@xxx-xxx-xxx-xxx ~]# mkdir -p /usr/share/nginx/html [root@xxx-xxx-xxx-xxx ~]# cd /usr/share/nginx/html # ISOダウンロード [root@xxx-xxx-xxx-xxx ~]# wget https://releases.rancher.com/os/v1.5.1/rancheros.iso |
ダウンロードが終わったらhttp://<Conoha VPSのIP>/rancheros.iso
に遷移してダウンロードできるか確認します。
ダウンロードできたら次の工程に移ります。
2. conoha-isoツールで配信されたisoをVPSにマウントする
Conoha VPSでは簡単にISO操作するためのツールがあります。
それがconoha-isoです。
ログインに必要な情報はこちら。
リージョンはVPS設定の収容ホストの所にtyo2
とか書いてあるやつです。
ちなみにconoha-iso insert
するVPSはシャットダウンしていないとマウントできません。
先ほどISO配信専用サーバーになっていたVPSにでもISOをマウントしましょう。(インストールすると全て消えますので注意です)
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# Macで実行 # conoha-isoダウンロード [mac]$ curl -sL https://github.com/hironobu-s/conoha-iso/releases/download/current/conoha-iso-osx.amd64.gz | zcat > conoha-iso && chmod +x ./conoha-iso # conoha-isoでイメージの取り込み # 少し時間がかかります [mac]$ ./conoha-iso download -i http://<Conoha VPSのIP>/rancheros.iso # ダウンロードできたかみてみる [mac]$ ./conoha-iso list # ダウンロードできていたらVPSにマウントする # RancherOSをインストールしたいVPSとRancherOSのISOを数字で選択する [mac]$ ./conoha-iso insert |
3. Conoha VPSのコンソールでisoからインストール
ここまでできたらあとはConoha VPSコンソールでの作業になります。
insertした後にVPSを起動します。
次にコンソールを開きます。
起動後すぐに開くとBIOS設定画面になってると思いますが、そのまま放置します。
ISO上のRancherOSが起動します。
ISO上のOSを実行しているので、何をやっても再起動後に全てリセットされるのでOSをインストールします。
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# Conoha VPS コンソールで実行 # このコンソールは使いづらいのでMacでログインできるようにします # パスワードは適当に [rancher@xxx-xxx-xxx-xxx ~]$ sudo passwd rancher |
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# Macで実行 # `WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!`という警告文が出たら # sed -i -e '/<Conoha VPSのIP>/d' ~/.ssh/known_hosts を実行 # これがなんなのかはググって調べておくこと [mac]$ ssh rancher@<Conoha VPSのIP> # VPSにログインしたらOSインストールする前にssh登録する [rancher@xxx-xxx-xxx-xxx ~]$ vi ssh.yml |
cat ~/.ssh/id_rsa.pub
とかで公開鍵コピーしとく
id_rsa.pub
の意味がわからない場合はこちら
ssh.ymlの内容は以下
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#cloud-config ssh_authorized_keys: - <コピーした公開鍵(id_rsa.pub)を貼り付け> |
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# RancherOSのコンフィグにSSH公開鍵登録 [rancher@xxx-xxx-xxx-xxx ~]$ sudo ros config merge -i ssh.yml # configファイルを作成 [rancher@xxx-xxx-xxx-xxx ~]$ sudo ros config export>config.yml # OSをインストールする # 全てyesと答えると再起動する [rancher@xxx-xxx-xxx-xxx ~]$ sudo ros install -c config.yml -d /dev/vda |
ここまで終わるとほぼ終わり。
4. conoha-isoツールでisoのマウント解除をする
Conoha VPSでシャットダウンボタンでシャットダウンします。
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# Macで実行 # conoha-isoでマウント解除 # 解除したいVPSを数字で選択 [mac]$ ./conoha-iso eject |
Conoha VPSで起動ボタンから起動します。
5. Conoha VPSにssh接続して完了
Macからssh接続できるか確認します。
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# Macで実行 # おそらくまた`WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!`と出る # 出たら sed -i -e '/<Conoha VPSのIP>/d' ~/.ssh/known_hosts を実行 [mac]$ ssh -i ~/.ssh/id_rsa rancher@<Conoha VPSのIP> # ログインできた! [rancher@xxx-xxx-xxx-xxx ~]$ |
最後にConoha VPSのオハコ、イメージ保存しましょう。
この状態で保存すると4.32GBでした。
これで何度でも遊べますね!やったぜ
参考
CLIツールで簡単にISOイメージをマウントする|ConoHa VPSサポート
rancher/os: Tiny Linux distro that runs the entire OS as Docker containers
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