サザンオールスターズの「TSUNAMI」

皆さんこんにちは。

サザンオールスターズのTSUNAMIという曲をご存知でしょうか。
かなりCDが売れた曲なのですが、今では知らない世代も結構増えてきたんじゃないかと思います。

TSUNAMIは2000年に発売されたシングルです。
当時は8センチCDでした。

オリコン調べでJ-POPとしては売上歴代1位、総合では3位をいまだにキープしています。

また、当時放送されていたバラエティ番組「ウンナンのホントコ!」の人気コーナー「未来日記Ⅲ-3人のクリスマス」のテーマソングとなっており、売り上げに対する影響も大きかったと思います。

最近ではSMAP解散報道により「世界に1つだけの花」が4位まで差し迫ってきているようですが、果たしてSMAP解散までにTSUNAMIを超えることはできるのでしょうか。
【オリコン】SMAP「世界に一つだけの花」シングル歴代4位に 累積293.2万枚 (オリコン) – Yahoo!ニュース

 

この曲が発売された当時、私はまだ小学校高学年生でした。
給食の時に放送部がこのTSUNAMIばかりを流していて、
「またこの曲か・・・」と思いながら給食を食べていたのが懐かしいです。

当時は嫌というほど聞かされていたので分かりませんでしたが、
大人になってから聞くととてもいい曲だという事に気づきました。
名曲中の名曲です。

歌詞の内容は多分失恋ソングで、切ない男性の心情が歌われています。

ちなみに当時小学生だった私は、失恋ソングだとは到底思っておらず、ただの意味のない歌詞だと思ってました。(むしろそういう聞き方の方が合ってたのかも)
なぜなら、「会いたい」とか「別れた」などの直接的な表現は使われておらず、非常に抽象的な表現で綴られている歌詞だからです。
しかもサビが

見つめ合うと素直にお喋り出来ない

なので、「目の前に彼女がいるのにうまく話せないウブな男性」みたいなのを想像してました。
「ちゃんとおしゃべりしろよ!」みたいな。小学生ってそんなもんですよね。

今歌詞を読みながら改めて聞くと、切ない歌詞なんだなぁってやっと感じることができます。
心の中に津波のように激しく押し寄せてくる悲しみの感情と、それに静かに向き合おうとしている男性、そんな想像ができます。

メロディも素晴らしいです。
イントロが無く、いきなり流れてくる「風に戸惑う~」という桑田氏の切なげなボーカルにまずグッと心を鷲掴みにされます。
サビに向けて盛り上がっていく感じがたまりません。

 

さてこの曲、タイトルがタイトルだけに、2011年3月11日の東日本大震災が起こった後はTVやラジオでしばらく放送が自粛される動きがありました。
もちろん、桑田氏本人もコンサート等で歌うことはなくなってしまいました。
自身のラジオ番組では、桑田氏はこのように語っていました。

「いつか(東日本大震災の)悲しみの記憶が薄れてこの曲を歌ってくれという声があれば、復興の象徴として歌える日がきたらいいと思っている」
出典:TSUNAMI – Wikipedia

またTSUNAMIを歌ってくれる日が来るのを待ち望んでいるファンはたくさんいます。
もちろん、私もそのファンの中の一人です。

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