右と左をよく間違える話


こんにちは。ひまみちです。

私は右と左をよく間違えます。

右と左は、頭では分かっています。

インターネットで調べてみると、同じような境遇の人がたくさんいるという事が分かります。

先日も、ゼスプリのカフェで、「メニューの一番左のやつを頼んでおいて」とひま主さんに頼まれたのですが、私は一番右のやつを頼んでしまいました。
気付いたのは本人に指摘されてからです。
「一番左のやつって言わなかったっけ?」
この一言で気づきました。
(あ、一番右のやつを頼んでたわ)ってね。

他にもいろいろとあります。
* 「そこを左」「その右側のやつ」とか咄嗟に言われると逆の方を選んでしまう(正しく判断するには2秒ほど時間がかかる)
* CSSでfloat:leftとfloat:rightを間違えて書いていてページが崩れ、原因が分からずに詰む
* タクシーの運転手とかに「そこを左」とか指示するときに逆の方向を言ってしまう
* 歩いていて急に「そこを右」と言われてもすぐに曲がれない
* 「右見て!」と言われると左を向いてしまう

左右盲について

インターネットで検索すると、左右が咄嗟に判別できないなど、同じような境遇の日人が結構いるのが分かります。
造語で「左右盲」と言われているらしく、正式な医学用語ではないのですが、なんだか病気みたいですよねぇ。

右と左が判断できない左右盲(左右失認)とは | 発達障害-自閉症.net

↑このページによると、左右の他に、判別しにくいものの例として、
「エレベータとエスカレータ」
「アメリカンドックとフランクフルト」
「切手と切符」
「うつ伏せと仰向け」
「洗濯機と冷蔵庫」
「チャイルドシートとベビーカー」
を挙げられていました。

確かに、エレベーターとエスカレータって、どっちがどっちなのか、一旦記憶を呼び覚まさないと判別できないです。
これらの言葉も、左右と同じような感覚で判別に時間がかかると捉えることができるのなら、左右が分からないというのもなんとなくわかる気がします。

左右盲は治せる(多分)

私が左右を判別できないと気付いたのは中学生の時でした。(今はアラサーです)
周りはみんな咄嗟の左右にも反応できるのに、自分だけできないと悩みました。

その頃の症状は今よりも酷く、左右の判別に時間がかかるのではなく、完全に左右を間違えることが多かったです。
頭では右は箸を持つ方、左はその逆、と考えればわかるのですが、咄嗟に左右を言われるとかなりの確率で間違った方を選んでしまうのです。

今ではその症状も改善し、咄嗟に言われても2秒ほどあれば正しく認識することができるようになりました。
症状の改善を実感したのは実はここ数年の事です。
あまりにも人に迷惑をかけてしまうため何とか改善したいと思っていました。
歩いている時なんかは、咄嗟に右とか左とか言われた時を想像し瞬時に曲がるイメージトレーニングをしました。
後は、会話の中で積極的に右、左と自分でよく言うように意識しました。
特に難しい事をやっていたわけではありませんが、少しずつ、左右を間違えることが少なくなり、また、反応できるスピードも変わってきたように思います。

まだまだ左右を間違えてしまうときもありますが、これは病気とか「しょうがないもの」として捉えるのではなく、
単純に「左右を判断する能力が劣っている」だけだと捉え、これからもめげずに改善していきたいと思っています。

ちなみに、
左右盲(left and right confusion)の研究はこんなに進んでいた! – kukkanen’s diary
こちらのページに、

左右を認識する能力は生涯にわたって発達する
とあります。

今は左右を認識することが苦手でも、これからの意識次第で改善できるということが言えると思います。

同じ症状に悩んでいる方、あきらめずに頑張りましょう。

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